こちらの記事では、私が実際にFP1級の実技試験の対策として使用したおすすめの教材についてご紹介していきます。
※ こちらの記事で紹介する内容は、私が受験したきんざい実施の面接形式の口述試験対策についてです。日本FP協会実施の実技試験(記述式)ではありませんのでご注意ください。
FP1級の学科試験のおすすめテキストはこちらの記事で紹介しています。
FP1級実技試験おすすめ問題集:きんざい FP技能検定1級実技対策問題集
FP1級実技試験の対策問題集としては、ほぼこれ一択といっても過言ではないと思います。
そもそもFP1級実技試験は受検者数が少ないこともあり、対応する市販のテキスト・問題集の数は限られています。その中で、多くの受験者が購入していると思われるのがこのきんざいの問題集です。
特徴
過去3回分の実技試験の設問と回答例について丁寧に解説されています。これを一通り解くことで、実際の試験の形式や問われる内容、回答のポイントを把握することができます。
本書は、2021年度に出題された設例を、Q&Aでわかりやすく解説しています。
実技(面接)試験において“想定される質問”と“回答のポイント”を、独自の視点から整理し、提案例と解説を用いて見やすくまとめ、必要となる知識をわかりやすく解説しています。
きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター (著, 編集)
原則として、質問→提案例→解説という形で構成されており、受検者の目線で面接試験をイメージできるよう工夫されています。
合格へのアドバイスや合格者の体験記を掲載。受検に臨む際のポイントや心構えを事前に把握することができます。
おすすめの理由
FP1級の面接試験は、設問の形式や想定される質問と必須で聞かれるポイントがある程度定型になっている部分があるため、この問題集を使うことによって試験の出題形式や回答のポイントを掴むことができます。
体感では多くの受験者、というか受験者のうちほぼ全員がこの問題集を使用している印象です。
実技試験の対策教材としてはこれ一択と言っても過言ではない定番の一冊だと思います。
また、冒頭の部分に掲載されている合格者の体験記にも目を通すことをおすすめします。実際の試験の流れや雰囲気、心構え等を把握することができます。先輩方のアドバイスや失敗談も参考にしましょう。
FP1級実技試験 おすすめの勉強法
ここからはFP1級の実技面接対策のおすすめの勉強法をご紹介します。
実技試験の合格率自体は85%前後と学科試験と比較すると高いですが、合格率のわりに試験の難易度は高い印象を受けます。試験形式自体が面接であるため口述での回答に慣れていないからという点もありますが、問われる内容自体のレベルも高いです。問題集や過去問などを活用して学習を行い、自分の言葉で自信を持って答えられるようなレベルになるまで繰り返し問題演習を行うことが重要です。
問題集を回す
先ほど紹介したきんざいの実技対策問題集を、十分に理解し自信をもって回答できると思える状態にするまで何度も周回します。ちなみにこの実技対策問題集は約1年ごとに直近3回分の試験問題を掲載する形で出版されています。私は当時の最新版の1冊のみ購入して勉強を行いましたが、不安な方はその前の問題集も併せて使っても良いかもしれません。
問題集に取り組む中で不安な点や忘れてしまった内容については学科試験のテキストを使って復習を行うと良いでしょう。
また、『FPの職業倫理』や『関与する職業専門家』など定番で必ず聞かれる内容は必須で暗記をします。
ただし、この問題集に掲載されている過去問3回分のみというのは受験対策として十分な量とはいえないので、この問題集に加えて、きんざいのHP掲載の過去の試験問題(過去2~3年分掲載されている)をできる限り遡って多くの設問に目を通しておくことが有効かと思います。
『FP1級過去問解説』のサイトを活用する
『FP1級過去問解説』というサイトでは2010年以降の試験内容とその回答のポイント解説が掲載されています。
ただしこちらのサイトを利用する際の注意点として、きんざいからは模範解答が公表されていないことから、あくまでこのサイト運営者個人の見解として公開されているものになります。
過去の試験問題とポイントが分かりやすくまとめれられており、有効に活用することで学習の手助けになるかと思いますので一度目を通してみることをおすすめします。
受験者の体験談を読む
また、『FP1級過去問解説』というサイトには、ポイント解説の下に『この試験問題の公開体験談』が載っている場合があります。実際に試験を受験された方の体験談としてブログやnote等が公開されています。このサイトに限らずネットで検索をすると受験者の体験談がたくさん出てきます。実際の試験の流れや雰囲気が事前に掴めるかと思いますので、何名かの方の記事に目を通すことをおすすめします。
まとめ
私がFP1級実技試験の面接対策として活用した教材は『きんざい FP技能検定1級実技対策問題集』のみです。
その他に、学科のテキストを使った内容の復習と、きんざいHP掲載の過去問題と過去問解説サイトを活用した問題演習を中心に行いました。
可能であれば他の人と模擬面接をして実際の試験の形式に慣れておくこともかなり有効かと思います。
私は以上の勉強法で実技試験に一発で合格することができました。
この記事がFP1級の面接試験の学習をする方のお役に立てれば幸いです。
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