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【FP1級学科試験】法令基準日の改定後、教材を新調する必要はある?【独学合格者が解説】

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試験勉強中に法令基準日が改定されたけど、新しいテキストや問題集を買いなおして勉強するべきなのかな?
結論から言うと、必ずしも新調せずとも対応できる可能性があるよ!詳しく解説します。

この記事を読むことで、FP1級試験の新法令基準日に基づく改正点に対応する教材を改めて購入するべきか、という悩みを解決することができます。

主に独学者の方が、テキストや問題集を購入して勉強するケースに向けた内容となっています。

目次

FP試験における法令基準日とは

FP試験は原則として、定められた法令基準日に施行されている法令に基づき出題されます。

ファイナンシャル・プランニング技能検定の試験の解答にあたっては、問題文に特に断りのない限り、以下の基準日現在の法令等に基づくものとします(1級実技試験を除く)。なお、試験範囲に含まれる時事的問題など、FPとして当然に知っておくべき事項については、基準日にかかわらず出題される可能性がありますのでご留意ください。

一般社団法人 金融財政事情研究会 ホームページ

FPの試験問題については、1月・5月の試験では前年の10月1日9月試験は同年4月1日が法令基準日と定められており、基準日現在の法令に基づいて出題がされます。

テキスト、問題集の対応する試験

FP試験における多くの教材は、新年度対応版として毎年5~6月頃に発売されることが多く、同年9月、翌年1月と5月試験に対応する内容となっているものがほとんどです。

通常、自分の受験する予定の回に対応する教材を基に勉強を行います。

新年度対応版の教材を新調するべきか

例えば5月試験以前に対応する教材で勉強をしていた場合、次回の9月試験を受験することになった場合に、4月1日時点での法令改正部分を含んだ教材を新たに購入して使用するべきか否か悩むと思います。

改正点が出題される可能性を考えると新しい教材を使用した方が間違いないですが、できることなら教材代の出費を抑えたいという方が多いと思います。

そこで教材を新調すべきかどうかという問題に対する私の考えとしては、

1.問題集を新調する必要はない

2.テキストの新調は問題集よりは優先されるが、必ずしも新調する必要はない

です。

問題集を新調する必要はない理由

個人的には、問題集を買いなおす必要性は高くないと思います。

そもそもFP1級の試験において法改正関連の出題数の割合は高くありません。改正点自体を問う問題は、あっても数問程度であり、問題の多くはFPとしての基本的な知識に基づいたものとなっています。(法改正に関係なく時事的な問題は毎回数問は出題される傾向にあるので、その部分に対応するための勉強は必要です。)

また、基本的に問題集は過去問の抜粋であり、新年度対応版が出版されたとしても問題集としての内容としてはほとんど変わらないことが多いです。

法令等の改正があった部分にはその旨の情報の解説が入りますが、それについては都度個別に調べることで十分対応することが可能な程度の量です。

テキストを必ずしも新調する必要はない理由

テキストを買いなおす必要性としては、「問題集よりは優先されるべきだが、必ずしも買いなおさないといけないというわけではない」というのが私の考えです。

理由としては、先述の通り改正点を問う問題として出題される数は限られていますし、内容的にも試験に対応する改正点を調べることはさほど難しくないからです。テキストを買いなおさずとも十分対応する手段はあります。

確かに新年度対応版としてのテキストには改正点が分かりやすく記載されており、勉強の効率は上がります。コストはかかってもいいから、簡単にできる限り改正点を網羅したいという方は、もちろん教材の買いなおしがベストです。

しかしなるべくコストを抑えて勉強したいという人にとっては、改正部分の対応のために安くとも4千円~5千円ほどの教材費の出費はするに値しない可能性が高いというのが私の考えです。

私は、独学でも以下のような方法で改正点に対応しました。

新年度の内容に対応する勉強方法

FP1級ドットコム(過去問道場)のサイト

FP1級の学科の勉強の際に個人的に毎日活用させていただいたFP1級ドットコムというサイトには、法令・制度改正情報がまとめられていますので、改正点のみを簡単に確認するのにお勧めのサイトです。

ただし、試験に出題されそうなポイントに絞って掲載されているため、試験範囲の改正部分を網羅しているわけではないという点には注意が必要です。

検索して情報を得る

上記のサイト以外でも、「FP試験 法改正」等で検索すれば該当する内容を調べることができますし、YouTubeでも法令改正点が解説されている動画があったりします。

勉強している中で気になった点についてはその都度調べる等して自ら情報収集を行うことで対応することができます。

まとめ

新法令基準日に基づく改正点に対応する教材を改めて購入するべきか、ということについて私の考えについて書いてみました。

なるべくコストをかけたくない場合は改めて購入する必要性は高くないというのが結論です。

勿論、改正点を簡単にできるだけ網羅したい、といった場合には新年度対応版の教材を買いなおすことが最も手軽です。しかし、新たに購入する教材分の値段を費やすほどの価値が必ずしもあるとは限らないため、勉強するにあたって自分にとって重要視する部分とコストを比較しながらベストな方法で勉強してほしいと思います。

この記事がFP1級試験の学習をする方のお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
地方銀行退職後、現在税理士事務所に勤務。
FP試験やお金についてやさしく学べるブログ運営中。

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